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k-masui.comのブログ記事

映画人烈伝

2013.11.10  [No Comments]

katudou002
二十歳の頃に読んで随分と影響を受けた
『映画人烈伝』(かつどうやれつでん)
を古本で手に入れました。

今夜は早く寝るつもりが、面白くてやめられず、
朝になってしまいました。

写真は改訂版ですが、買ったのは初版の1980年の本です。
プロとかアマチュアとか関係なく映画撮りたい人間はおもろい人が
多いとあらためて思いました。

先日ブックオフで井上眞介監督とバッタリ会って立ち話から
長くなってお茶をしながら、東映時代のお話など伺ってる時に
『自分は関本監督の書かれた『映画人烈伝』がすごく好きだったんです』
と話したところ、井上監督もあの本に描かれてるとの事、何しろ30年前に
読んでいた本なので井上監督の部分は記憶無かったのですが
読み返すと『処女監禁』のほとんどが当時サード助監督だった
井上監督の作曲だったとの記述が
あり、この本に描かれた人が自分とも繋がっててたのかぁ~と
感銘しました。

井上監督は今は日芸の映画科で講師をされてるそうです。
若い人達にフィルムで作る苦労も教えておきたいとのことで
8ミリフィルムでの制作などもを教えているそうであります。
確かに8ミリや16ミリで映画を主に作ってた自分からすれば
デジタルで簡単に色んな映像が作れる今は天国みたいなもんです。
その苦労を今さら知る事が何か創作上役に立つのかはわかりませんが

あの頃ちゃんとした絵が出来上がった時の喜びは
おもろい映画をつくる弾みにはなってような気がします。

でもやっぱり、苦労少なく、ストレートに自分の映し出したい絵を
表現できるようになった今の映画小僧達は羨ましいし、
その余ったエネルギーでがんがんおもしろい映像を作って
年食ってきた、映画屋に嫉妬心ぐらい抱かせてほしいと思ってます。
(井上眞介監督は893239/台東区編/真珠の井上鉄勇監督です。編集は自分が担当させていただきました。)

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