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k-masui.comのブログ記事

Prettyの思い出

2012.12.03  [No Comments]

Prettyプリティと言う8ミリ映画を撮ってから来年で30年にもなる
と言う事に気がつきました。
う~ん30年かい、長いこと生きてるなぁと言うのが正直な感想であります。
運子ちゃん
この映画は素人映画とは??と言うのを意識して作った作品です。
僕が8ミリ映画を作り始めた頃は、まだまだ実験映画などまじめに映像表現について
考えて作ってる方が多かったので、自分の作った映画の上映会をするたびに、こんな映画作っても
しょうがないのでは的な、おしかりを受けることが多々ありました。
神父さん
こちらとしては、タダ撮りたいものを撮ってるだけなので、ほっといておくれ~
と思ってたのですが、『夢来』(ユキ)と言う作品を撮影するのに3年もかかってしまい。
スタッフ、キャストの皆さんに多大な負担をかけてしまった事でいろいろ考えるようになりました。
特にヒロインのユキを演じてくれた沖本さんには18才~21才と言うおしゃれも楽しみたい時期に
けっこうぼさぼさの髪型を維持して頂く事になってしまって申し訳なかったです。
自主映画だったので、皆さんにギャラを払ってる訳ではなく、逆に交通費など負担してもらうことも
多かったですし、皆さんこれを足がかりにプロとして羽ばたくのよ~と言う野望があった訳でも無いし
好きだから、集まって作ってるだけでした。
その割には自分の撮影現場は色んな意味で他の自主制作の現場より過酷な事が多かったので
大変だったと思います。(今でも皆様には感謝しております。)
お気に入りのカメラポジションを確保するために一時間ぐらいかけてカメラマンに河の中を渡って移動してもらったり
街の繁華街の撮影で同時に5箇所の人止めをしてもらったりと思う映像を撮るために苦労してやっていたのですが
撮影されたフィルムを観てみると意外とあっさり撮った絵のほうが良かったりする、役者の皆さんもプロでは無いので
撮影の段取りに手間取っているうちにテンションが下がってる事などがけっこうあったので、
ネバル事に意味があるのかしらん??
と思うようになりました。
そこで『Pretty』は一切ネバラナイ、状況の変化応じて撮る内容も変えて良し!
など撮影現場のストレスになりそうな事を排除して
楽しみながら撮影しようと言うのをモットーに撮った映画です。
完成作品を観ると楽しそうな雰囲気がフィルムから、にじみ出てたので、
この映画はこれで良かったのぉ~と思っております。
OKが出た時は『OK踊り!』NGが出た時は『NG体操』とかを最初はやっていたのですが、さすがに撮影進行の
妨げになったので、やめてしまいました。

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