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k-masui.comのブログ記事

福島県いわき市から東京に避難している11歳児童の訴えとゴジラ

2014.07.19  [No Comments]

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5月6日に東京都江東区夢の島の第五福竜丸展示館前でおこなわれた
2014年原水爆禁止国民平和大行進<東京-広島コース>出発集会の中で、
福島県いわき市から東京に避難している11歳児童の訴えが参加者の胸を打ちました。
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全文を紹介します。

ぼくは、原発事故の次の日に、福島を離れてから、一度も自分の家を見ていません。
2年生の3月に、急にぼくは東京の子になりました。家も学校も友達も、楽しかった事が急にみんな消えて、ひなん所から知らない学校へ行く生活が始まりました。

弟も、ぼくも、泣いたり吐いたりしながら、ただ、しなければならないことをがんばりました。

ぼくたちは、くいきがいひなん だから、ばいしょう金がほとんどもらえないので、
みんなたいがい貧乏です。
そして、ほとんどの子が、お父さんと離れ離れの生活をしています。

お父さん達が福島で働かないと、ぼくたちは避難を続けられないからです。原発事故さえなければ、ぼくらはみんな、自分の家で、家族そろって普通に暮らせたはずです。

ぼくも、1年半はお父さんと離れ離れでした。たまにお父さんに会える日はすごく嬉しかったけど、お父さんが帰るたびに、弟が布団にもぐって泣くので、すごくつらかったです。ぼくも弟と同じ気持ちだったから。

ぼくのお父さんは、一人で福島の家に残ってがんばったけど、心と体が壊れて、仕事を辞めて東京へ来ました。やっと一緒に暮らせるようになったけど、今でもいろいろ大変なことがあります。

広島や長崎の原爆のことは、話には聞いたけれど、まさか69年もたって、自分の家の上にも同じ様なものが降ってくるなんて、そして、その見えない毒が、ぼくたちの生活をめちゃくちゃにしてしまうなんて、夢にも思わなかったです。

ぼくたちは、原発事故でたくさんのものを失いました。自分の家や家族の笑顔や、たくさんの楽しい事が、みんな消えてしまいました。

こんなことを二度と繰り返してほしくないから、
どうかぼく達が政治を動かせる日まで、この国を守っていてください。

そしてぼくたちに、原爆も原発も無い、安全な未来を渡してください。
ぼくたちは、それを引き継げるように、一生懸命勉強してついていきます。
よろしくお願いします。

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来週からいよいよ『ゴジラ』が上映されます!
初日に観に行きたいと思ってますが

予告編を観ると第五福竜丸が巻き込まれた
水爆実験をゴジラ退治のためだったとしてるようなので
あの時被害にあった方の心情を思うと、別に実際にあった事柄を
いじらなくても良かったのではと思ってしまいます。

予告からだけなんで、どう描かれてるかわかりませんが。。
フィクションなのでなんでもありなんですけど
ちょいと気になりました。

【「GODZILLA ゴジラ」予告3】

【第五福竜丸のニュース】

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