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k-masui.comのブログ記事

コーマン帝国

2013.05.28  [No Comments]

ロジャー・コーマンさんの事を
知らない人がこのタイトル聞いたら、何かいやらしい
ハーレムの映画かいなと思ってしまう人がいるのではないかと
邪推してしまったのですが、映画づくりを目指してる若者には
是非観てもらいたい作品です!
koman01
先ごろあるドラマの制作準備を少し手伝ったのですが
(少しロケハンに同行したりスタッフさん探したりした程度です)
めんどくさい規則や習慣にしばられて、あくせくしてるスタッフ
を見て正直ナニシテマンネンと思ってしまいました。
たとえば、今は都内の公園では殺人シーンや過激な暴力シーンの撮影許可
はおりないそうなのです。
その為別の県の公園などに出かけてそのようなシーンは撮影されることが
あたりまえになってるらしいです。
今回は正統派なサスペンスドラマ作品なので殺人が絡むのですが
別に血が飛び散ったり、大声でキタイナイ言葉を叫んで逃げ惑うシーンが
ある訳ではではなく、ジョギングしてるお姉さんにカメラが迫って一瞬
怯えるだけです。
その後警察が現場検証してるニュース映像のシーンがあるだけなのだそうです
制作の方がお金と時間が無いので他県まで行くのが大変なんですよ
とおっしゃってるので、
僕が
『そんなのジョギングしてるシーンだと言って許可取ればいいじゃないですかぁだいたい一時間に1万円も使用料払ってるんだし僕らはええお客さんなんです、自分が公共良俗的に許されると思う範囲ならやっちゃえばええですよ!』
半分怒りながら言ったので、色んな問題で追い込まれてた制作担当の方が
そうだなと思ったのかもしれません、
嘘の許可を取って撮影をすることになりました。
これが後に大問題になってしまったらしく、事態をギリギリに聞かされた
プロデュサーは頭を抱え込み、僕は聞いてなかった事にしてください。
言い出し、現場スタッフには
『ええ~プロデュサーに許可なしで強行してたの?そりゃーまずいわぁ』
と皆に責められたそうです。
僕から言わせれば、制作担当の人が許可をちゃんと取ってありますよと
スタッフを騙して、現場では気兼ね無く撮影してもらうようにすれば
ええのにと思ってしまったのですがどちらにしろこの程度の事で
大騒ぎしてるスタッフの意識は大いに問題だと思っております。
そもそも都内の公園で殺人シーンがダメになってしまったのも
僕から言わせればそれをおとなしく受け入れてきたスタッフ達に
問題があると思っております。
若いスタッフの皆さんには是非この映画を観て色々考えてもらいたいです。
映画の撮影なんて別に悪いことをしてる訳では無いのだから、やるべき
時にはやっちゃえば良いと僕はあたりまえに思っております。

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