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k-masui.comのブログ記事

8ミリ映画

2013.10.20  [No Comments]

8ミリ映画と聞いて今の若い人はどんな物を連想するのでしょうか?

数年前ぐらいは普通に8ミリと言ってしまうと8ミリビデオの事だと思う人も多かった
のですが、今や8ミリビデオの存在を知ってる人も少ないと思います。

自分が高校生だった頃は学生が8ミリフィルムで映画を作るのがブームで
文化祭などではいつくつもグループが自分達の作った8ミリ映画を上映しておりました。

何故か白血病で死ぬヒロインを主演にした映画が多く(ある愛の詩の影響かな)、
燃えよドラゴンの大ヒットの影響でカンフー映画もどきの作品も多かったです。

8ミリカメラは今のカメラほど簡単に映像を作り上げてくれないので、ほとんどの
作品が画面が暗かったり、ピントのぼけたシーンなどを多く抱えておりましたが
そんな事は関係なく、劇場公開の映画とは違った感動をもらった映画が多かったのです。

8ミリや16ミリフィルムを使って作られる映画には実験映画と呼ばれたアート的な
作品がほとんどだったのですが、この頃から学生達が自分達の作りたい映画を
がんがん作り初めて、アートとはおよそかけ離れた、映画ごっこ的な作品が
どんどん数を増やしていきました。

そんな頃の自分が好きだった映画への思いをすべてぶち込んで作った
8ミリ映画があります。

『王将餃子edムービー』

と言うギャグ映画なのですが、
この作品の制作現場の事を記録に残しておこうかな
と思って軽い気持ちで書いたブログが映画になるかもしれません。

このブログを面白いと思ってくださったシナリオライターの方が
制作会社にブログを見せたところ、おもしろいのではないかと反応してくださり
主演してくれそうな役者さんも反応が良かったそうです。

実はこの映画の現場も参考になって以前に小説が出されています。
僕が話した制作現場の苦労話をおもしろがった、友人の小説家さんが
そこから想像を膨らまして、高校生の映画づくりを描いた

『サマロブシネマ』(今は古本しか買えないようです)

と言う作品にしてくださいました。

映画の企画は最終段階にいっても流れることが多く、まだ動き出したこの企画が
どうなるかはわかりませんが、

30数年前の映画を作ってた自分達が映画になって観れるなんって言うのは
不思議でもあり楽しみでもあります。

元になったブログ『王将餃子edムービー』

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